Selfy Photo「自撮りのすゝめ」
ブログに8回にわたって連載した「自撮りのすゝめ」をまとめました。
「自撮りのすゝめ」④
奈良県宇陀市山辺三 室生ダム湖畔
少々間隔が開いてしまいましたが、デジイチとかに特別なオプ
ションを使わずに。 ふつうのコンデジでも「自撮り」をする方法、何の事はない今のコンデジではあたりまえに付いている、動画撮影の機能を使うのです。
ご覧の様に動画として撮影したデータから相応しいカットを抜き出せば良い訳です。 この作業を行なえるソフトは世の中に幾らでもあり、もちろん無償のフリーソフトもあります、ただ出自の判らないフリーソフトをインスト-ルするのには抵抗のある方も、マイクロソフトからも無償の動画編集ソフト「ムービーメーカー」と云うのが出ていて、その中のスナップショットと云う機能を使えば良いだけです。
ただ幾つか問題点があります。 最近のデジカメの静止画の最大値よりは画像サイズが小さくなる事、しかし最近のコンデジの動画のスペックからするとネットに公開するには充分な解像度の静止画を抜き出す事は可能です。 ところで一番の問題はシャッタースピードです、動画の場合はフレームレートと云われる時間当たりのコマ数、これが一般的には30コマ/秒とかになっているのですが、1コマのシャッター速度はこれに近い1/30秒程度に最適化されているのです、と云うのは1コマを1/500秒とかの高速で撮影すると、本来の動画として見た場合に滑らかさのないパラパラ漫画の様な映像になってしまうのです。 そのため可能な範囲でフレームレートに収まるシャッター速度まで落として1コマが撮影されている訳です。 自転車の様に動いている被写体を撮った場合、往々にしてぶれている映像になっている事になります。 仮に時速10kmで走っているとすると、秒速は277cmになりますから、1/30秒でも9cm以上移動している計算になり、進行方向に追いかけている場合はまだしも、画面を左右に横切る様な場合は確実にぶれてしまっている事になります。 あとカメラ側のオートフォーカス機能が、動く被写体に追従する設定が可能かが問題になってきます。
ところで最近「タイムラプス」と呼ばれるインターバル撮影機能を持ったデジカメがでてきました。 タイムラプス動画とは、太陽や月、星座、雲などが高速で移動したり、花が開花する様子の動画を見た事があるかと思いますが、間隔をおいて撮影された画像を連続して動画として見せているもので、実際はインターバルタイマーによって静止画として撮影が行なわれているものです。 前回紹介した外部タイマーとほぼ同様の動作が行なえますから、「自撮り」にも転用が可能と云う事になります。 この機能を持ったデジカメはメーカーに拠って可能な設定が多少異なっていて、シャッターを押してから実際に撮影が始まるまでのディレィタイムを時間で指定するものと、実際に時刻で指定できるものがあります。 インターバルタイムは1秒以上、撮影枚数も任意に指定する事ができる様です。 但し実際にまだ使った事がないので、フォーカスなどはどの様に動作するのかは詳しく調べてみる必要がありますが、「自撮り」にとって画期的な機能には違いありません。